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2010年07月15日

生命保険の基本形【定期付終身】

まずはクイズヽ(〃'▽'〃)ノ
生命保険の基本形【定期保険】
生命保険の基本形【終身保険】


【問い合わせ先】株式会社 保険プラザ
無料証券分析について






繰り返しますが、このシリーズでは「死亡保障」のみに焦点をあてています。


今回は国内で加入者が最も多いとされている「定期付終身」です。


これは戦後から現在まで広く販売されてきており、該当していると思われる方は必読です。


パッケージ商品(セット商品)のほとんどはこれに該当し、いわゆる国内生保を中心に販売されています。
※パッケージ商品:死亡保障や入院保障などがすべて一つにまとめられている商品。




では、まずイメージ図から。


































青い部分が前回説明の「終身保険」で、これが「主契約」となっています。
そして赤い部分がすべて「特約」という構成です。


12,000円の保険料の配分は、約1,700円が「終身部分」(積み立て)残り約10,300円が「特約部分」(掛け捨て)となっています。


従って、保険料の配分と保障の大きさという2つの観点で、終身保険ではなく、ほぼ掛け捨ての定期性商品といえます。


にもかかわらず、証券に「○○終身保険」などと書いているのは、終身が主契約だからです。
※「○○終身保険」と書いていない場合も多くあります。




【設定】は、
男性30歳
死亡保障:3,000万円

【主契約】終身保険100万円
【特約】定期保険2,900万円、入院保障1万円、3大疾病など(10年更新)

月払い保険料:12,000円




本当によくある保険です。







まずは【留意点】



1.内容的には「終身」ではない。
※ 「終身」に該当するのは、100万~300万くらいの「死亡保障」のみで、その他の保障は終身ではない。



2.10年ごとに保険料が上がる。

※ 上がる前の「転換」は要注意。



3.「保険料払い込み終了」時点で死亡保障が激減する。

※「保険料払い込み期間」など表記方法はさまざま。



4.「保険料払い込み終了」後、入院保障などを継続出来るが、80歳が限度(終身ではない)



5.「保険料払い込み終了」は事実上「終了」ではなく、入院保障などを継続したければ、「追加料金」が必要

※ 以前は「一括前納」が主流。



6.解約返戻金の推移表を証券に記載していることがあるが、これを受け取ること=解約なので、すべての保障は消滅する


※これは、すべてをひとまとめにしたパッケージ商品の宿命です。

※保障(特に入院保障)を続ける限り、解約返戻金を受け取ることは出来ない。



7.ほぼ掛け捨てと言ってよい

※ 掛け捨てが悪いと言っているのではなく、そうではないと勘違いしている人がいることを問題視しています。







【さらに詳しく】


1.経験上、ご自分が加入している保険が「まるごと終身」だと誤解している人によく多く出くわします。
証券に「終身」とチラホラ書いているのも一因だと思います。
保険会社名を聞けばすぐに分かりますが、以前から日本に存在している保険会社で、それはまずありえません。



2.これを「10年更新型」、さらに「自動更新型」と呼びます。
「自動更新型」は更新される数ヶ月前に「保険料が上がる旨の書面」が届き、拒否しなければ「自動的」に上がった保険料が引き落とされます



3.図の例では死亡3000万のうち、2900万は消滅します

この点に関し、大きな疑問があります。
なぜわざわざ「大きな保障が60歳付近で消滅する仕組み」にしているかという疑問です。

この点に関しては、選択肢がないという意味で「契約者のため」にはならず、「保険会社のため」と言われても仕方がないと思います。

さらに言えば、これを避け、保障を継続させることは保険設計上可能なんです。



人は誰しも将来のことは予測できず、「60歳からも大きな保障が必要になった」と言う人は必ずいます。

現に我が家でも、そろそろ52歳の誕生日を迎えようというボクは、「もう一人子供が欲しい」と嫁に言われ、ビビリまくっています(笑)。

この「定期付終身」には、そのようなケースに対応する柔軟性はありません。



4と5.「入院保障」が現実味を帯び必要だと思うのは、60歳くらいからの人が多いと思います。

しかし、この保険の場合、追加保険料が必要です。
その追加保険料が「一括前納約100万円」などと証券に銘記されている証券を何度も見たことがあります。

最近は「年払い」が多くなりましたが、それでも追加保険料であることに変わりはありません。

それでも最長80歳までです。
日本人の平均寿命を考えると問題ありといえます。



6.保障が欲しいなら、解約返戻金は受け取れないと考えましょう。
くどいですが、解約したら保障はなくなります。

※では、この「解約返戻金」はなんのためにあるんでしょうか?
合理的な説明をしたいのですが、長くなりすぎるので次回以降に譲ります。



7.この保険をずっと続けた場合の保険料計算をしてみます。

男性30歳
月払い保険料:12,000円
10年間総支払い:144万円


40歳時点
月払い保険料:18,000円
10年間総支払い:216万円


50歳時点
月払い保険料:32,000円
10年間総支払い:384万円


60歳時点
保険料払込終了
ここまでに支払った保険料の総額:744万円

※ 入院保障を継続する場合はさらに「追加保険料」が必要です。





さて、60歳時点で解約返戻金はいくら貯まっていると思いますか?


多めに見て60万円です。


そして何度もくどいですが、これを受け取るとすべての保障は消滅します


保障を継続する限り受け取ることの出来ない60万円。


全額掛け捨てと言って、差し支えないと思います。





これが国内で加入者が一番多いタイプです

図の緑色の曲線は「死亡曲線」で、60歳を過ぎると急激に「死亡や入院」の確率が高くなります。

そのイザという時に厄介なことが起こる構造になっています。




基本的には「定期付終身」と呼びますが、証券にそう書いていることは最近まれです。

仮にそう書いていたら、みなさん、どう感じますか?

中身はほとんど「終身」だと勘違いしませんか?

日本語は「文末決定性」を持っており、後の方が重要なのです。

しかし保険会社からすれば、「終身」が主契約なので妥当だと主張できます。





以上の【留意点】をきちんと分かって、しかも自分に合っていると判断して加入していれば、何の問題もありません。








果たして、そうでしょうか?







次回は、上記の問題点を防ぐかのように行われている、「転換」(見直しなどと呼ばれる)についてです。

これも代表的なトラブルの一因です。




【問い合わせ先】株式会社 保険プラザ
無料証券分析について
  

Posted by 生命保険認定士 at 09:46Comments(0)定期付終身保険