2010年07月23日
健康な今こそ大事
ニーズを感じた時は病気などの問題が起きていることが多く、加入できないという意味です。
よく「保険営業は大変難しい」と言われますが、その理由はここにあります。
ニーズが顕在化していないんですね。
例えば健康な20代の若者のほとんどは、自分が入院したり命を落としたりすることはとても想像できません。
少し意識するようになるのは40代になってからではないでしょうか?
ましてや誰かに勧められてすでに加入しているなら、「自分の保険をしっかり見直してみよう!」な~んてことは、まず考えません(笑)。
「まあ、一応入ってるからいいや!」と時間だけが流れていきます。
そうこうしているうちに過労などで病院に行ったら腎不全と診断されたり、会社の健康診断で異常を指摘されたりした時に初めて「これはまずい!」と思い、ニーズが顕在化するわけです。
残念ながら、こうなったら一般的な保険には加入できません。
最近、引き受け基準が緩和される傾向にありますが、基本的には「完治後5年間は加入できない」と記憶しておいてください。
病気で加入できないことに対し不平をもらす方も実際多いんですが、致し方ありません。
保険会社からすると、これは「加入者の公平を保つため」なんです。
「健康な人」と「病気があり入院や死亡の可能性が高い人」が同じ保険料では不公平と考えるわけです。
つまり、生命保険の加入者は「健康体の集合」ということになります。
だからこそ、健康でニーズを感じない時にこそしっかり考えておく必要があるんです。
生命保険とは、なんとも皮肉で裏腹な代物ですね!(笑)
余談ですが私は生命保険を扱っていながら「万人が加入すべき」とは考えていません。
「加入しない」という選択肢もありだと思っています。
ただしその場合、後で後悔しないように「加入しない理由を明確にしておくこと」が大切です。
これを読まれたことを好機と考え、加入しないことも選択肢に入れながら再検討してみるのはいかがでしょうか?