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2010年08月15日

胸の詰まる思い























保険には保全と呼ばれる大切な仕事がある。
契約後に起きる給付金請求、住所や口座などの変更手続きなどの全てを保全と言う。


ボクの担当するお客さんには、契約時からずっと担当している人とそうではない人がいる。


そうではない人というのは、以前の担当者が廃業などでいなくなったお客様だ。
保険会社が地域などを基準に振り分けているようだ。
保全だけの雑務が回ってくるので、営業パーソンにはこれを嫌がる人もいる(笑)。


さて、今回の人は30代の独身女性Aさん、契約後10年近く経ってボクに保全が回ってきた。
3年ほど前、60半ばのお母さんと一緒に顔合わせという意味で来店され、明るく世間話をして帰られたをよく覚えている。


その後何事もなかったのだが、ある用件を伝えるため先日電話をかけた。
出たのはお母さん、以前お会いした頃からすると、失礼ながら会話がきちんと出来なくなっていた。


やっとのことで用件をお伝えすると、お母さんが大変なことを話し始めた。
実は娘(Aさん)が今年に入って入院しまして・・・最近退院したんですけど、一人で何もできなくて大変なんです・・・


よく聞くと、Aさんはその後「うつ病」を発症し今年に入って3ヶ月ほど入院。
良くなるどころか「解離性障害」との診断、今は自宅療養中とのこと。


手術していないので「入院給付金」は出ないと思い込んでいたらしい
携帯を使えないお母さんで、ボクの名刺も電話番号も失くしていたという。


必死で電話番号を伝えようとするんだけど、ゆっくり何回言っても通じない。
ボクは発音が明瞭な方なのに、たった4桁を記憶できない。


何度も繰り返しているうちに胸が詰まってきた
身の回りのことさえ出来ない娘さんの面倒を看ているお母さん。
このお母さんが倒れたらどうなるんだろう?


Aさんは字も書けないらしく、お母さんも「入院給付金請求用紙」の書き方が分かるはずもない。


だから今朝、書類を持って訪問した。
Aさんはベッドにうつむいて座り、目はうつろで唾液がとめどなく滴っていた。


軽くボクに会釈をしたように思えたので、「ボクを覚えていますか?保険の原田ですよ!」


反応はほとんどなかった。
以前お会いした時の明るい笑顔はどこにもなく、まさに別人だった


時々小声で何か言っているようだが、残念ながらボクには全く分からなかった。


幸いお母さんは会うと言葉が通じたので、書類の必要箇所に一つ一つゆっくりゆっくり書いていただいた。


お母さんは現在69歳、今後さらに老いていくばかりだ。
Aさんより先立つに違いない。


この方々は一体どうなるんだろう?という思いが今もずっと離れない。
少なくとも保険に関しては、ボクが継続的にフォローしなければならない。   

Posted by 生命保険認定士 at 14:34Comments(6)胸の詰まる思い