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2010年09月22日

【パート②】

【パート①】で妄想的に物語ってみたが、「このようなこと」は技術的に可能な域まで科学は到達している。


で、なぜ書いたかと言うと、「このようなこと」は全人類一人一人に投げかけられた大きな課題だと思うからだ。


知っている方も多いかと思うが、概略はこう。


人間を含めた動物の細胞は初期段階(胎盤細胞)では、体のどの部分にでも変わる能力を持っている
つまり、ある指令があると「髪の毛」や「心臓」へと変化していくのだ。


これを「ES細胞」と呼び、非常に期待されたが、胎盤から取り出すには危険性や技術的問題を多くはらんでいた。


この問題を解消したのが、京都大学の山中伸弥教授らのグループ
マウスの線維芽細胞から2006年に世界で初めて作られ、iPS細胞(アイピーエスさいぼう)と呼ばれている。


先に書いたように、一つ一つの細胞は本来、からだのどの部分にでも変化できる情報を持っているが、指令があると例えば「髪の毛」以外の情報はすべて「封印」される


言い換えれば、我々の体中の細胞は他の組織になる情報を「封印」されているだけなのだ。


この「封印」を独自の技術で「解き放った」のが、山中伸弥教授。
皮膚や血液を採取し、iPS細胞を作ることに成功した。
一旦なされた「封印」を解除、「初期化に成功」したのだ。


目的は再生医療と難病や慢性病などの治療
世界中から期待を集めている。


再生医療とは体の失われた部分や機能しなくなった部分をiPS細胞によって再生すること。
例えば、ブタの卵子に肝臓が機能しない患者のiPS細胞を入れ、体内に戻す。


生まれた子ブタの肝臓が、人間である患者の肝臓になっていて、それを移植するという治療法。
現に、自然界では決して交配しないラットとマウスの相の子がこの技術で誕生している。
ラットとマウスは、生物学的には人間とゴリラほどの違いらしいから、どれだけ大きな出来事なのかが分かる。


先日NHKで、この山中教授と立花隆の対談をやっていた。
山中教授が最後に、2つ言いたいことを穏やかな口調で、しかし強く語ることにより終わった。


1.科学者は、生命に関して分からないことの方が多いのだという事実を、もっと謙虚に受け入れなくてはならない。

2.この研究の実用化に対しては、自分達科学者にはとても判断できない。
全人類が考えなくてはならない課題だと思う。




途中、山中教授は「自分達がやっていることが恐い」とも洩らしていた。
生命の根源に関わるからだ。


この技術を使えば男性から卵子、女性から精子を作るのも可能となり、同性愛者同士による子の誕生も可能になる。


さらには、禁断とも言うべき「脳の再生」に及ぶに違いない。


病気で苦しむ人たちを救えるという明るい期待の反面、「人間は生命をどこまで操作していいのか?」という、いわば「生きている意味という琴線」にも触れることになる  
Posted by 生命保険認定士 at 07:30Comments(6)【プライベート】