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2010年10月08日

31歳で末期ガン

あるSNSで懇意にしている男性が末期ガンと診断された。

31歳、独身、コンピューター関係の会社の社長。

彼の記事はすべて読んでいるが、常人の100年間を凝縮し「人生を疾風のごとく駆け抜けた」ような男だ。

直筆の手紙の交換が一回、実際に会ったのが一回。

後はすべて、ネットとメールでの関係だ。


オフ会という名で初めて会ったのが今年の6月。
高校生と言われても仕方がないほど、若く健康的だった。


しかし体調が思わしくなく、医師にかかったところ、先月9月に「余命半年」との宣告を受けている。
進行性で根本的な治療法はなく、薬物療法を勧められたが、彼は拒否している。


以前、薬品会社の営業マンの経験があり、それがどのようなものか知っているからだ。
自宅療養で漢方薬を飲みながら、痛みに耐えているという。


彼はボクと知り合った時から他の病気があったので、保険加入はできなかった。
しかし仮にガン保険に入っていたとしても、何の役にたっただろうかと感傷的にもなる。


ガン保険は、お金が支払われることによる「生きるための保険」。
末期にはどうしようもない・・・保険の無力さを感じる。
今日も彼にメールをした。


白隠禅師の軟酥(なんそ)の法を提案した。
彼の目に届いているだろうか?


奇跡が起きてほしい。  

Posted by 生命保険認定士 at 07:30Comments(4)