2010年07月16日
予定利率
まずはクイズヽ(〃'▽'〃)ノ
生命保険の基本形【定期保険】
生命保険の基本形【終身保険】
生命保険の基本形【定期付終身】
生命保険の基本形【養老保険】
【問い合わせ先】株式会社 保険プラザ
無料証券分析について
【予定利率】
まず知っておいて欲しいこと。
みなさんが接する担当者に「予定利率の説明」を求めて、知らなかったら保険を任せない方が良いと思います。
なぜなら、新たな契約を結ぶ時、「お客様に不利になることを説明する」ことが保険業法で義務付けられており、「予定利率」はその重要な要素になるからです。
細かいことは知る必要はないですが、おおまかに言って、
1.予定利率は高い方が良い
2.予定利率が高いと保険料が安くなる
3.予定利率が高いと、解約返戻金の後半の伸びが良い
この3点です。
図は過去の予定利率の推移です。
<予定利率の推移>
過去最高だったのが1993年頃までの5.5%。
それが坂を転げ落ちるように下がり、現在は1.5%に設定している保険会社が多いです。
では、予定利率が高い時にどんなことが起きていたかというと、特に年金商品などの貯蓄性商品は夢のようなことが起きていました。
例えば、総額500万円払って総受け取りが1500万円なんてことがザラにあったんです。
今時こんな商品があったら、迷わず加入した方がいいですね(笑)。
ただし、その保険会社の安定性が高いという条件付きで。
過去多くの保険会社が破綻しました。
「日産生命」「東邦生命」「第百生命」「大正生命」「千代田生命」「協栄生命」「東京生命」などです。
破綻原因の一つが、この「予定利率」の引き下げでした。
保険会社はお客様から頂いた保険料の一部を運用しています。
これは宿命で、銀行や国も当然やっています。
「予定利率」は各保険会社が、将来見込める運用益により設定し、契約時に約束した予定利率は守らなければなりません。
5.5%だった頃は、まさにバブル絶頂期、日本はイケイケムード一色でした。
この数字で将来じゅうぶん支払えると思ったんですね。
ところがその後、バブル崩壊、市中金利とともに予定利率はどんどん下がっていきました。
予定していた運用益が見込めない・・・これを「逆ザヤ」といいます。
しかし会社は約束を守らなければならない。
1500万円払うと約束したお客様には絶対に1500万円を払わなければならないのです。
でも、払うだけのお金がない・・・ギブアップ・・・結果「破綻」したのです。
どんな保険も契約時に「予定利率」は決まっていて、これは絶対に守らなければなりません。
※証券に明記すべきなのですが、いまだに記載のない会社が多い。
ところが、2003年6月、とんでもない法案が国会で可決されました。
『生命保険会社が破綻する前に予定利率を引き下げることができる。』
※ 一定の条件はあります。
ご存知でしたか?
当時、ボクら関係者は「まさか可決されることはないだろう!」と高をくくっていたのをよく覚えています。
それが可決されたということは、想像以上に事態は深刻だったことを物語っています。
そしてそれは今でも変わっていません。
バブルの頃の予定利率の高い商品に今でも加入している方は、その会社の安定性を今一度確認する必要があると思います。
ところで保険会社側からすると、予定利率の高い商品のお客様にはやめて(解約して)欲しいのです。
当たり前ですね。
貯蓄性商品だけでなく、一般的な商品もバブル時のものは保険料が安いという点で契約者には有利です。
商品特性としては当然古いので、例えば、
「お客様が今入られている入院保障は5日目からしか出ませんが、今回初日から出る保険が発売されました。ぜひ見直されませんか?」
などと言ってきます。
非常によくある営業トークです。
これが何を意味しているか、お分かりですね。
簡単に変えていいのでしょうか?
次回は、それでも普通に行われている「転換」についてです。
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まず知っておいて欲しいこと。
みなさんが接する担当者に「予定利率の説明」を求めて、知らなかったら保険を任せない方が良いと思います。
なぜなら、新たな契約を結ぶ時、「お客様に不利になることを説明する」ことが保険業法で義務付けられており、「予定利率」はその重要な要素になるからです。
細かいことは知る必要はないですが、おおまかに言って、
1.予定利率は高い方が良い
2.予定利率が高いと保険料が安くなる
3.予定利率が高いと、解約返戻金の後半の伸びが良い
この3点です。
図は過去の予定利率の推移です。
<予定利率の推移>
過去最高だったのが1993年頃までの5.5%。
それが坂を転げ落ちるように下がり、現在は1.5%に設定している保険会社が多いです。
では、予定利率が高い時にどんなことが起きていたかというと、特に年金商品などの貯蓄性商品は夢のようなことが起きていました。
例えば、総額500万円払って総受け取りが1500万円なんてことがザラにあったんです。
今時こんな商品があったら、迷わず加入した方がいいですね(笑)。
ただし、その保険会社の安定性が高いという条件付きで。
過去多くの保険会社が破綻しました。
「日産生命」「東邦生命」「第百生命」「大正生命」「千代田生命」「協栄生命」「東京生命」などです。
破綻原因の一つが、この「予定利率」の引き下げでした。
保険会社はお客様から頂いた保険料の一部を運用しています。
これは宿命で、銀行や国も当然やっています。
「予定利率」は各保険会社が、将来見込める運用益により設定し、契約時に約束した予定利率は守らなければなりません。
5.5%だった頃は、まさにバブル絶頂期、日本はイケイケムード一色でした。
この数字で将来じゅうぶん支払えると思ったんですね。
ところがその後、バブル崩壊、市中金利とともに予定利率はどんどん下がっていきました。
予定していた運用益が見込めない・・・これを「逆ザヤ」といいます。
しかし会社は約束を守らなければならない。
1500万円払うと約束したお客様には絶対に1500万円を払わなければならないのです。
でも、払うだけのお金がない・・・ギブアップ・・・結果「破綻」したのです。
どんな保険も契約時に「予定利率」は決まっていて、これは絶対に守らなければなりません。
※証券に明記すべきなのですが、いまだに記載のない会社が多い。
ところが、2003年6月、とんでもない法案が国会で可決されました。
『生命保険会社が破綻する前に予定利率を引き下げることができる。』
※ 一定の条件はあります。
ご存知でしたか?
当時、ボクら関係者は「まさか可決されることはないだろう!」と高をくくっていたのをよく覚えています。
それが可決されたということは、想像以上に事態は深刻だったことを物語っています。
そしてそれは今でも変わっていません。
バブルの頃の予定利率の高い商品に今でも加入している方は、その会社の安定性を今一度確認する必要があると思います。
ところで保険会社側からすると、予定利率の高い商品のお客様にはやめて(解約して)欲しいのです。
当たり前ですね。
貯蓄性商品だけでなく、一般的な商品もバブル時のものは保険料が安いという点で契約者には有利です。
商品特性としては当然古いので、例えば、
「お客様が今入られている入院保障は5日目からしか出ませんが、今回初日から出る保険が発売されました。ぜひ見直されませんか?」
などと言ってきます。
非常によくある営業トークです。
これが何を意味しているか、お分かりですね。
簡単に変えていいのでしょうか?
次回は、それでも普通に行われている「転換」についてです。
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