2011年08月07日
「ライフネット生命」出口社長のやりたいこと【1】
「ライフネット生命」や「ネクスティア生命」が宣伝を始めた頃、「どのくらい安いのだろうか?」と、すぐに私が取り扱う保険会社のソフトで比較してみました。
結果は、「なんだ!ちっとも安くないじゃないか!」
正確に言うと、「保険種類や年齢、性別により安いこともあるが、大半は安くない」・・・でした。
「人件費などのコストを削減して…」などと宣伝しているが、私が取り扱っている保険会社は「人を使いながらも、さらに安い」ことが分かり、「一体なにがやりたいんだろう? 詐欺まがいと言われても仕方がないよ。」などと思っていました。
同時に、私が取り扱う保険会社の保険料設定に感謝したものです。
以来、上記2社には批判的気持ちが強くなり、次第に眼中にも入らなくなっていました。
ところが最近ライフネット生命出口社長のやりたいことが薄々分かってきたのです。
しかもそれは私が目標とするものと同じだったのです。
「安い」というからには、比較対象とするターゲットがあります。
では、ライフネットの比較対象商品は何でしょうか?
それは、いまだ日本人の大半が加入している大手保険会社のパッケージ商品だったのです。
このパッケージ商品に勝負を挑むには、大きな障害がいくつかあります。
1.大手はブランド名が強烈であること⇒生命保険はイメージで加入する人が多い
2.大手の人海作戦⇒対面で何度もアプローチされると加入する傾向が強い
3.大手の商品は保険料比較がしづらい
などです。
3.について詳しく説明しますと、パンフレットやネット上で保険料がはっきり分かるのは、そもそも安さと商品特性に自信のある中小の保険会社が中心です。
しかも、「医療」「ガン」「死亡」などを「単品」で販売している保険会社が中心となっています。
例えば、「ガン保険」で検索すれば多くの保険会社があり、それぞれ自分の年齢性別に合わせた「保険料試算」をすることが出来ます。
「保険料試算」をネット上で公開することは、いわば「丸裸状態」で、それなりのメリットがなければ他社に勝つことは出来ません。
ネット上での「保険料試算」はユーザー側からすれば大変便利なのですが、保険会社側からすると大変リスクの高い「土俵」なのです。
なぜなら、常に他社商品を研究し、常に新商品開発を念頭に置く必要があり、多大な労力が必要になりるからです。
この情報公開の「土俵」に大手は参加していません。
理由は何でしょうか?
私は2つあると思います。
1.保険料の安さでは中小に勝てない。(法人向け商品などを除く)
2.いろんな保障がひとまとめになった「パッケージ商品」なので、保険料試算がしづらい。
2.ついてさらに言いますと、たとえ「パッケージ商品」であっても、保険料試算は出来ます。営業担当者が日常的にパソコンで行っている設計書作りのソフトを簡略化して公開すればいいだけの話です。
技術的にもコスト的にも、朝飯前のレベルでしょう。
にもかかわらず公開しないのは、あえて公開しない意図があると考えるのが妥当だと思います。
価格競争に参戦できない理由があるのです。
これを暴いたのが、「ライフネット生命」の出口社長でした。2008年、出口社長は「保険の原価」の公開に踏み切ったのです。これは大きな波紋をよびました。
⇒週刊ダイヤモンド
⇒ライフネット生命「徹底した情報公開」
分かりにくく比較しにくいことにより他社を寄せ付けない大手の城郭を切り崩すには、最も効果的な手段です。
勧められるがままになんとなく大手商品に加入している人が、これにより目を覚ますなら拍手を送りたいものです。
【注意】
「純保険料=保険の原価」は誤りです。
「純保険料」は保険を構成する要素の一つですから、どの保険会社でもほぼ同じです。
しかし、「保険の原価」には他に多くの要素が加わり、保険会社によって異なります。
従って、「保険の原価」は保険会社によってかなり違いがあります。
「生命保険の原価」(PDF)
「ライフネット生命」出口社長のやりたいこと【2】
結果は、「なんだ!ちっとも安くないじゃないか!」
正確に言うと、「保険種類や年齢、性別により安いこともあるが、大半は安くない」・・・でした。
「人件費などのコストを削減して…」などと宣伝しているが、私が取り扱っている保険会社は「人を使いながらも、さらに安い」ことが分かり、「一体なにがやりたいんだろう? 詐欺まがいと言われても仕方がないよ。」などと思っていました。
同時に、私が取り扱う保険会社の保険料設定に感謝したものです。
以来、上記2社には批判的気持ちが強くなり、次第に眼中にも入らなくなっていました。
ところが最近ライフネット生命出口社長のやりたいことが薄々分かってきたのです。
しかもそれは私が目標とするものと同じだったのです。
「安い」というからには、比較対象とするターゲットがあります。
では、ライフネットの比較対象商品は何でしょうか?
それは、いまだ日本人の大半が加入している大手保険会社のパッケージ商品だったのです。
このパッケージ商品に勝負を挑むには、大きな障害がいくつかあります。
1.大手はブランド名が強烈であること⇒生命保険はイメージで加入する人が多い
2.大手の人海作戦⇒対面で何度もアプローチされると加入する傾向が強い
3.大手の商品は保険料比較がしづらい
などです。
3.について詳しく説明しますと、パンフレットやネット上で保険料がはっきり分かるのは、そもそも安さと商品特性に自信のある中小の保険会社が中心です。
しかも、「医療」「ガン」「死亡」などを「単品」で販売している保険会社が中心となっています。
例えば、「ガン保険」で検索すれば多くの保険会社があり、それぞれ自分の年齢性別に合わせた「保険料試算」をすることが出来ます。
「保険料試算」をネット上で公開することは、いわば「丸裸状態」で、それなりのメリットがなければ他社に勝つことは出来ません。
ネット上での「保険料試算」はユーザー側からすれば大変便利なのですが、保険会社側からすると大変リスクの高い「土俵」なのです。
なぜなら、常に他社商品を研究し、常に新商品開発を念頭に置く必要があり、多大な労力が必要になりるからです。
この情報公開の「土俵」に大手は参加していません。
理由は何でしょうか?
私は2つあると思います。
1.保険料の安さでは中小に勝てない。(法人向け商品などを除く)
2.いろんな保障がひとまとめになった「パッケージ商品」なので、保険料試算がしづらい。
2.ついてさらに言いますと、たとえ「パッケージ商品」であっても、保険料試算は出来ます。営業担当者が日常的にパソコンで行っている設計書作りのソフトを簡略化して公開すればいいだけの話です。
技術的にもコスト的にも、朝飯前のレベルでしょう。
にもかかわらず公開しないのは、あえて公開しない意図があると考えるのが妥当だと思います。
価格競争に参戦できない理由があるのです。
これを暴いたのが、「ライフネット生命」の出口社長でした。2008年、出口社長は「保険の原価」の公開に踏み切ったのです。これは大きな波紋をよびました。
⇒週刊ダイヤモンド
⇒ライフネット生命「徹底した情報公開」
分かりにくく比較しにくいことにより他社を寄せ付けない大手の城郭を切り崩すには、最も効果的な手段です。
勧められるがままになんとなく大手商品に加入している人が、これにより目を覚ますなら拍手を送りたいものです。
【注意】
「純保険料=保険の原価」は誤りです。
「純保険料」は保険を構成する要素の一つですから、どの保険会社でもほぼ同じです。
しかし、「保険の原価」には他に多くの要素が加わり、保険会社によって異なります。
従って、「保険の原価」は保険会社によってかなり違いがあります。
「生命保険の原価」(PDF)
「ライフネット生命」出口社長のやりたいこと【2】
☆自分年金のすすめ☆
福岡市の店舗では、保険の「無料相談」「見直し」「見積もり」「アドバイス」など、常時行っています!
来店される方はご予約が必要です!
<無料相談><見直し><比較><ランキング><外貨建て><ドル建て><ユーロ建て><豪ドル建て><保険による資産運用><ガン保険><医療保険><定期保険><収入保障><終身保険><養老保険><学資保険><三大疾病保障><介護保険><先進医療><セカンドオピニオン><緩和型><低解約型><傷害保険><賠償責任保険><海外旅行保険><火災保険><地震保険><自動車保険><PL保険><実費払い型医療保険><任意労災><メンタルヘルスケア><総合福祉団体定期><無配当保険><中小企業退職金共済>
■ こんな時代だから、少しでも家計を切り詰めたいんだけど・・・
■ 我が家も保険の事業仕分けをやろうとしたけど、
煮詰まっちゃって・・・
■ ネットや通販って安いのかなあ・・・
⇒保険比較ってどうすればいいの?
Posted by 生命保険認定士 at 09:50│Comments(0)