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これは医療保険（入院保険）に加入する場合に付くことのある、条件です。
同じようなものに、特定疾病不担保があります。


加入する時の告知項目に「はい」があっても、「引き受け不可」になるとは限りません。
この条件付で加入できるなら、むしろラッキーとさえ言えます。




１．部位不担保（ぶいふたんぽ）

これは、体のある部分（部位）に起きた病気に限り、支払いませんというもの。

例えば２年前に白内障の手術を受けた方は、医療保険に加入しようとすると「部位不担保」が付く可能性が大きいです。

その場合、「目」（部位）に関する、入院、手術などの支払いは出来ませんというもの。
病名が違っていても、支払われません。
もちろん他の病気やケガなら支払われます。




２．特定疾病不担保（とくていしっぺいふたんぽ）

これは、ある特定の病気の場合のみ支払わないというものです。

例えば、第一子を帝王切開（特定疾病）で出産した方が加入しようとする場合、第二子の出産時には「帝王切開不担保」になります。
ただし、第二子が正常分娩であれば、この「特定疾病不担保」は消滅します。




このように、体の部分（部位）や特定の病気（特定疾病）にのみ条件が付くことを不担保と言います。

現在「条件なしの有効な契約」があるのに、わざわざ条件付きで加入する必要はないでしょうが、新規に申し込んだ方が、この条件付きであった場合は幸運と言えます。
なぜなら、それほど保険加入は厳密で難しいからです。





【注意】

１．この不担保の条件は「医師が完治と診断後○○年」で消滅するものが多いです。
しかし、それは自動的ではなく、契約者および担当者から申告する必要があるので、十分注意してください。



２．特定疾病の項目は各社違いますが、生活習慣病は含まれていません。
言い換えれば、生活習慣病を患った方は加入できないということです。



３．私が繰り返し言っているように、保険とは重大な経済リスクに備えるものです。
白内障や帝王切開で大きな経済リスクは発生しません。
重大なのは、「生活習慣病」です。